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もくぞうずいしんいぞう(こぞう)

木造随身倚像(古像)

東京都指定文化財(一ノ宮、小野神社所蔵)

小野神社の随身倚像。随身とは、近衛などの武官の意味で、神社では、祭神を警護する存在として、社殿や社殿前の随身門に安置されていた。近世の小野神社には、2間3間半の随身門があったことが『新編武蔵風土記稿』に記されている。本像は、小野神社に伝来した随身像のうち、鎌倉末期作の古像である。古像の瞼部は後の補修の跡が見られ、冠は巾子(こじ)、額、磯のみが残っている。右手は膝上に置かれ、左手はひじを折り曲げ何か(弓か)を握っている。壺胡を背負うが、矢はない。焼損部分は、左足の太腿内側から膝までと、右の足首部分である。

首・胴の銘により、権律師丞源を奉行人として、元応元年(1319)に因幡法橋応円が造像したものとわかる。それから300年余り経った寛永5年(1628)には補修が行なわれ、太田久忠らを奉行人として、鎌倉仏師大弐宗慶(三橋宗慶)により色が塗りなおされている。総高74.5cm、座高59.0cm、袖張75.6cm。挿首・玉眼。

 

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