パルテノン多摩
PARTHENON TAMA

高精細ギャラリー資料

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ちょうふたまがわそうがず

調布玉川惣画図

多摩市教育委員会所蔵

多摩川の水源から河口(羽田付近)までの風物を描いた巻子仕立ての地誌。全長13m。相沢伴主の序文によれば、天保10年(1839)に小河内郷を訪れ、水源探索を決意した伴主が上流から下流までの写生をおこない、それを長谷川雪堤が浄写したという。その原型には、文化6年(1809)、多摩川の堤防検分に来た大田南畝(蜀山人)が、相沢五流に依頼して描かれた「玉川勝蹟図」の下絵があることが推測されている。「調布玉川惣画図」では、関戸を中心に富士山が配され、天守台や横溝八郎の墓なども取り上げられている。当時の相沢伴主の歴史観や、関戸の位置づけを見て取ることができる。刊行にあたっては、天保14、15年(1843-44)に資金調達のため無尽が行なわれるなど、周囲の協力があったようである。

 

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